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女性たちの手で生み出されるルワンダ復興のシンボル“平和のカゴ”
アフリカンポップアートのようなデザインにひと目惚れ!ーーRuise B

自由が丘にあるルワンダ大使館にて、Dr.チャールズ ムリガンデ大使がMyGOD.jpのために時間を割いてルワンダについて、平和のバスケットについて…色々とお話してくれた。
「このバスケットは、もともと生活の道具として伝統的に女性たちによって作られていました。また、柄にメッセージを込めて結婚や特別な日のためのギフトとして親しまれてきたものでもあります。1994年に起こったルワンダ内戦により旦那さんを失ったたくさんの女性の自立のためにバスケットの製作が現在では大きな意味を持っています。ひとつひとつ手作りで、完成させるのに1週間ほどかかります。バスケット作りはとても繊細な作業なのです」と。
大使自身もご自宅でフルーツを盛るプレートとして、またはギフトとしてこのバスケットを使用しているそうだ。そしてルワンダの魅力についても語って下さった。
「ルワンダはアフリカ大陸の中央、赤道付近に位置しますが、標高が高い(※主都キガリは標高約1500m)ため、気温も年間を通して20度前後で過ごしやすいのが魅力です。また、pyrethrum(シロバナムシヨケギク)などの美しい花や千の丘と呼ばれる雄大な自然があります。山岳地帯にはマウンテンゴリラが生息していて、ゴリラウォッチングも体験できます。現在、ルワンダはアフリカで最も治安の良い国のひとつなのです。道端にゴミも落ちておらずクリーンですよ。是非ルワンダを訪れてみてください」。
大使のこの言葉を受けて、ルワンダの印象がガラリと一変した人は多いのではないだろうか。悲しい過去を持つ国というイメージだったが、実際に訪れて“今”のルワンダを体感したい気にさせてくれる言葉だ。
今後の展望に関して大使はこうも話してくれた。「平和を保ちながら、すべての国民が幸せで、外国の方々にも幸せを分け与えられるような環境を作っていきたいです」と。
過去を乗り越えて、国も人も日々変わろうとしているルワンダ。そんなポジティブさがたくさん詰まったバスケットを今回はご紹介。アフリカンポップアートを彷彿とさせるようなヴィヴィッドなカラーリングとデザイン、そして精巧な作りが大きな魅力だ。

ルワンダは、人口約1千万人のアフリカ大陸のほぼ中央に位置する国。1994年の内戦で多くの人々、特に男性が命を落とし、残された女性たちは心と身体に深い傷を負いながらも家族を支え、困難な生活を送ってきた。そんな背景を持つ彼女たちによって作られた皿型の「プラトー」と壷のような「アガセチェ」。これらはルワンダの伝統工芸品であり、母から娘に編み方が伝えられ、嫁ぎ先に持って行くそう。この工芸品に魅せられた小澤里恵さんが立ち上げたトレーディングカンパニー「Ruise B(ルイズビィ)」によりフェアトレード(公平貿易)が現在では行われている。伝統的なバスケットを高品質で製作し輸出することで、仕事を通じて多くのルワンダ女性が自立する機会が生まれているのだ。このバスケットは、かつて対立し合っていた部族同士が協力し合い生み出していることから「Peace Basket (平和のかご)」と呼ばれ、ルワンダの平和のシンボルともなっている。ルワンダ女性のたくましさ、そして繊細でしなやかな感性が織り込まれたバスケット。本当に素晴らしい物は国境を越えて人間の心を揺れ動かすもの。美しいバスケットの魅力に惹かれて購入する人が増え、その結果として一人でも多くのルワンダ女性が自立できる好循環が自然発生的に生まれる日はそう遠くはないようだ。

素材の染色も作り手が自ら行う。女性達は慣れた手つきで針を巧みに操りバスケットを編んでゆく。(写真上)

芯には「イシンギ草」外側には「サイザル麻」を巻付けて作られる。(写真左上)
組合ごとに作業場で他愛無い話をしながらバスケットを編む。そういった時間により「悲しい過去の傷が少しずつ癒されてゆく」と作り手の女性は話す。

PROFILE

元ユナイテッドアローズカリスマバイヤー。
海外高級ブランドの商品づくりを数多くプロデュースしてきた経験を活かし、

日本人の感性を活かした職人技が生かされた商品を日本発で世界に知らせていくべく、

このたびMADE IN JAPANのGODに就任。

技術を発掘、様々なアイテムでMADE IN JAPANのコラボレーションを成功させている。

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